「一貫性の無さが生んだ歪み」
エヴァートンに引き分けた。
そして、2位に転落した。
遂に転落した。
何故だ?何故勝てない?何故、前節は圧勝したのに勝てない?
理由は、
「一貫性の無さ」だ。
リヴァプールの大きな問題点は、去年から言われていたMFのクリエイティブ力。
その打開策として、ナビ・ケイタを補強した。
ケイタはシーズン序盤こそ、スタメンを獲得していた。
しかし、中盤戦はベンチスタート。
最近試合に出てきたと思えば、またベンチスタートに。
確かに、
相手によって布陣を変える事は鉄則。
しかし、戦術的な理由で、ケイタをベンチに下げる事は、必ずしも得策ではない。
何故なら、継続的な積み上げ効果が薄れるからだ。
結果論だが、序盤からケイタを出し続けていたら、チームへの溶け込む速度は、より早かったかもしれない。
そして、リヴァプールのゲームクリエイターとして攻撃の中心にいたかもしれない。
ケイタはベテラン選手ではない。23才の若い選手だ。
試合に出続ける事で、得られるものは大きいはず。
現状、点が取れずに苦戦を強いられている。
相変わらず、中盤の攻撃は厚みを増さない。
シティならデ・ブライネやシルバ。
レアルならモドリッチやクロース。
強豪には必ず、ゲームを作るMFがいる。
では我々リヴァプールはどうなのか?
ハッキリ言って、いない。
今チームに必要なのは、課題に愚直に取り組む一貫性だ。
守備は相変わらず良い。
後は、安定的に得点を決めるための仕組みを作る事だ。