「クロップがケイタを選ばない5つの理由」
ナビケイタは移籍してしまうのか?
クラブは、伝説の8番を用意、大きな期待は言葉にしなくても分かる程だ。
クロップは満足していない。ライナップメンバーを見れば一目瞭然。
ケイタが何故試合に出れないのか?
5つの理由を考えた。
1.戦術にハマってない・ハマらない。
リヴァプールの中盤は、圧倒的な運動量やフィジカル的強さを求められる。
ケイタはその能力を有していない。
個人的に、ミルナーやヘンドと同水準の守備力を求めるのは酷だと思うが、
現状を見れば、クロップが求める最低限の守備水準に満たしていなのかもしれない。
2.他の選手が良い。
点が取れている。
ケイタに高いお金を払った理由は、中盤にクオリティー高めるため。
昨シーズン、引かれた相手に苦戦した。そして、攻撃にイマジネーションを求めた。
その問題解決をケイタに委ねた。
しかし、現状得点は取れている。崩しもここに来て、成熟度が上がってきた。
現状が良い。だからこそ、ケイタのチャンスが無いのだ。
3.怪我がち。
ケイタの怪我は、今シーズン何度かあった。
継続的なアピールをしなければ、クロップは認めないだろう。
怪我で練習が出来てない選手と、毎日必死に練習をしている選手、クロップがどちらを好むはハッキリしている。
4.言葉の壁。
ケイタは英語の勉強中。
言葉の壁は大きいはずだ。日本人の海外移籍失敗の理由に、言葉の問題が挙げられることはよくある事。
コミュニケーションが円滑に図らなければ、監督の意図を理解する、チームメイトの意図を理解する、交友を深める、自分の考えを伝えるなどが、困難になる。
これは、ケイタだけでなく、周りの選手にとっても、ストレスだ。
もしかすると、クロップはケイタに英語力を求めていたが、その努力が見えないのかもしれない。
言葉の壁は、色々な事に影響する要素だ。
5.若さと精神的問題
最後の理由。これは大きいな理由だ。
4の言葉の壁に通じる部分もある。
まずは若さだ。ケイタは23歳。青年だ。
精神的にまだまだ未熟。自分自身を押し殺している雰囲気を感じる。
遠慮とも取れる。
ドイツにいた頃程、自信に溢れたプレーが見えない。言葉の壁がここにも影響している。
5つの理由を挙げたが、この最後の理由が、1番重要だと思う。
「ジェラードの後継者は現れない」
ジェラードの後継者は現れないかもしれない。
レジェンドマッチを観て、そう思った。
ジェラードが恋しい。
彼のプレーを観ると、心が躍る。
大きなモーションから放たれるミドルシュート。ピッチを横断する高精度のロングパス。
次元違いで、スケールが大きい選手だった。
我々はジェラードの後継者を探していた。
第一候補であったのは、ヘンダーソン。ジェラード同様リヴァプール愛は非常に強い。
だが、胸を張ってジェラードの後継者だとは言えない。理由は、ワールドクラスのプレーヤーではないからだ。
第二候補は、今シーズン伝説の8番を付け継いだナビ・ケイタ。
ポテンシャルは間違いない。これから、能力が解き放たれ、ワールドクラスに成長する可能性は大いにありえる。
だが、リヴァプールへの執着心は、ヘンダーソンやジェラードに比べると、まだ弱い。
何かのキッカケがないと、強いクラブ愛はそう簡単には生まれないだろう。
今回感じたことは、リヴァプールの象徴的男の後継者に、会えないかもしれないということ。
二度と現れない可能性だってあるのだ。
我々の期待レベルは高い所に設定されている。
キャプテンシー、リヴァプール愛、観客を魅了するダイナミックなプレー、そして勝ちを呼び込む勝者のメンタリティー。
比べなくて良いという意見もあるだろうが、
ジェラードのプレーを見て育ったファンは、どうしても比べてしまうのだ。
何故なら、また彼のような選手に魅了されたいから。愛したいから。
ジェラードの後継者が現れるのを、我々は気長に待つしかないようだ。
待ったところで、会えるとは限らないが。
「デリフトが来たら、3年後のCBは豪華過ぎる件」
19歳にして最強クラス。
アヤックス所属のデリフト。彼は移籍市場で大人気銘柄になっている
リヴァプールの補強リスト入りの噂も何度か耳にした。
仮にリヴァプールに来た場合、CBのメンバーはどうなるのだろうか。
今回妄想したいのは3年後のCB陣営。
現在は、ファンダイク、ゴメス、ロヴレン、マティプの4人。
マティプとロヴレンの3年後はどうだろう。
正直、バリバリ活躍しているイメージはない。怪我の頻度も増えた。30歳を超える。能力値が落ち始めている可能性がある。
将来的にロヴレンにはアンバサダーでチームスタッフになって欲しい…。
私の期待する4人は、ファンダイク、ゴメス、デリフト、フーフェル。
若くて、豪華なメンバーだ。
フーフェルは有望株。十代とは思えない落ち着いたプレーをする。彼のプレーを最初に見た時、リヴァプールは当分CBに困らないとも思った。
ゴメスも怪我で苦しんでいるが、シーズン序盤は欠かせない存在だった。ダイクの隣で成長を続けている。
デリフトは既に世界から認めらた選手。語るまでもない。
ファンダイクはもはや人間ではない。怪物だ。
CBの質がチームをどれ程変化させるかは、痛いほど理解している。質を保ちたい。
我々KOPは、3年後もCBに絶大な信頼を置けているはずだ。
「多分、寝ぼけたライターの記事が運良く採用されたディバラ移籍報道」
ディバラのリヴァプール移籍を報じたメディアは、書く事に困っている。もしくは、寝ぼけたライターの書いた記事が、運良く採用されたかのどちらかだろう。
不遇の時期を過ごすマドリーにジダンが復帰した。ジダンと言えば、マネを敬愛している噂がある。
メディアがマネのレアル移籍可能性を唱え始めたのはこのせい。
それに誘発され、ディバラの移籍報道も再度浮上した。
実現可能性が薄すぎて、ツイッター界隈では嘲笑の嵐。ふざけたメディアの戯言を聞く暇もない雰囲気。
でも、
仮にディバラが加入するなら大歓迎。
イケメンで実力もある。客も呼べる。いい奴っぽい。彼女も可愛い。
信ぴょう性の低いゴシップだが、本当だったら夢のよう。
来夏は誰がリヴァプールファミリーに来るか楽しみで仕方のないですね。
「アーノルドからロバートソンにパスが通る裏事情」
SBからSBへのパスは見た事がない。
アーノルドからロバートソンへサイドチェンジ。狙わずして起きうる時はあるが、リヴァプールの場合は狙っている。
この現象が起きる理由は、両SBが高い位置を取れているからだろう。
成立要因は、SBを高い位置で取らせたい→CBの距離間を広げよう。→ワイナルドゥムとファビーニョで空いたスペースを埋めて補填。→中央が空いたスペースはフィルミーノが埋める。大方こんな感じ。
最近の選手の動きを見ていると、特にサイドは攻撃戦術が機能している。その裏には細かな選手のポジション取りが行われている。
では狙いは?
1つ目、両SBの高い攻撃力を存分に活かすため。
2つ目、サラーとマネという得点能力の高い選手を中央にポジション取りさせるため。
3つ目、相手の強力ウイングを下げさせるため。
1つ目の理由は、シンプルな答えだ。
アーノルドとロバートソンはどちらもクロス精度が武器になっている。チームとしてこのストロングポイントを十分に活かしたいのだろう。
2つ目は、サラーとマネを純粋なサイドアタッカーとして計算していないから。クロップは彼らに得点を生むストライカーの役割を任せている。そのため、ゴール前にポジション取りが出来るような仕掛けを施したいのだ。
マネがゴールを取り出した時期と、SBのパスが通り出した時期は被っている気がする。
3つ目は、どのチームもウイングには強力な選手が存在し、彼らに守備をさせたいから。
攻撃は最大の防御と言うように、攻める事で相手の攻撃力を沈める。翼が折れた相手の攻撃など、後ろにファンダイクやアリソンがいるリヴァプールにとって無力に等しい。
SB同士のサイドチェンジが起きる理由は、チームとしてのストロングポイントを活かすため緻密な選手配置をしたから。
選手の動きが滑らかになりつつある。良い意味でシステム化されてきた。見ていて面白いリヴァプールは、まだまだ面白さを増すに違いない。
「潤滑油ララーナが守備能力に長けている理由」
彼の復活は、
心から嬉しい。
フラム戦で彼の動きを観察していると、ある事に気付いた。
守備が上手い。。。
ボールが奪えるし、いてほしい所にいてくれる。守備の切り替えが早い。
何故か?
それは、「攻守一体型プレーヤー」であるから。
彼は攻撃中に考えている。
仲間がボールを奪われるタイミングはいつなのか?
どの距離まで寄っておけば、奪われた後直ぐに奪い返せるのか?
もう一度言う、彼は常に考えている。
脳の汗をかける選手だ。
攻撃しつつも、守備の準備を無意識的に行える攻守一体型プレーヤーだからこそ、クロップ政権で価値高い存在になっている。
では何故ララーナはそんなプレーを出来るようになったのか?
その答えは攻撃のスタイルにある。
ララーナのプレーと言えば、仲間のフォローを欠かさず行い、両利きであるため狭いエリアでもプレー可能。
つまり、
攻撃時に仲間と距離間が近い
→
奪われた瞬間も、近い距離にいる事が多い。
少し前のバルセロナが得意としていたスタイルだ。
ララーナの攻撃に目が向けられがちだが、守備での貢献も大きなものと言えるのだ。
以上。
「明暗を分けた名将か否かの差」
「監督の力」だ。
フランクフルトでの活躍が認められ、ドイツ最強王者の舵切り役を任された。
しかし、期待された結果を残せていない。
KOPの一人として危惧していた気持ちが晴れた瞬間があった。
それは、
怖くない。
変に落ち着いている。
後ろから追い越して攻撃して来ない。
バイエルンは攻撃的な姿勢が見えなかった。
試合後のバイエルン陣営のコメントを見ると、
「相手が望むミスをしたくなかったから、攻撃的にいかなかった。」
レヴァンドフスキのコメント
「守備的過ぎた。」
彼らがコメントに残すよう、リヴァプール のカウンターを恐れる余り、攻撃に人数を掛けていなかった。
また、前に人数を掛けないリスクは攻撃以外にもある。
それは、前線からの守備が出来ない事。
ファンダイクがドフリーでビルドアップ出来、マネのゴールに繋がったのも、その恩恵だろう。
結果的に、枠内シュートも2本。失点3。
考えてみた、
リヴァプールにとって嫌な事って何?
何をされるのが1番怖い?
それは、インテンシティある攻撃をされる事。圧倒的に攻められる事。
グループステージのアウェー、ナポリとパリSGの試合を思い出して欲しい。
圧倒的に攻められた。
我々は、SBも上がれない。単調なクリアで攻撃に繋がらない。
アウェーの地で簡単に散っていった。
正直、同じ負け方をするリスクもあった。
だが、バイエルンが取った戦術は消極的なもの。
結果論は結果論。
正し、相手の嫌がる事を考える力がコバチに欠けていたのは間違いない。
その分、クロップは是が非でもアウェーゴールが欲しい試合で、しっかり3点を決めた。
試合開始時、マネは右スタートだった。
しかし、試合の流れを見て、直ぐに左へシフトチェンジ。
マネの1点目が生まれたのは、クロップの試合の流れを見る力と相手の嫌な事を分析出来た結果だ。
完璧な作戦勝ち。
監督の頭脳や経験が勝負を分け、
ハッキリと名将か否かを目の当たりした試合となった。
以上。